第 10 回 鉄骨構造工学 



第10回目の授業では、製作中の詳細模型を使って、グループ発表をしてもらいます。柱梁骨組み

は、だいぶ出来上がってきたはずですが、屋根面のブレース配置や全面道路へ跳ねだした床組み

弱軸方向のH型鋼材と大梁の接合部詳細、など不明な点が沢山あると思います。 二人で相談し

ながら、詳細模型を製作し、実際の現場で建て方を行う際に問題となる状況を予め想定する訓練

が必要です。 設計という行為は、実際に実現する前にイメージをすることができるかどうかに

かかっています。 もしも、事前に予測することができれば問題点があっても対応することが可能

です。図面では予想できなかったことも、模型を作ると具体的な現象として、事前に把握できます。

自分のチームの模型だけを考えるのではなく、他のチームが失敗した点を事前に見ておけば、自分

のチームが同じ失敗をすることを防ぐことができます。 多くの事例を見ておくことは重要です。 




 


構造部材の建て方


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