第 9 回 鉄骨構造工学
第9回目の授業では、施工計画を中心にして、グループ発表をしてもらいます。柱梁骨組みを
現場で組み立てることを建て方と言います。まず、柱梁部材をファブリケーター(鉄工所)で加
工し、製品検査が終了したのち、建設現場にトラックやトレーラーで運搬します。 現場では、
クレーンを使って建て方を行います。最初は、高力ボルトを差し込んで仮締めを行います。建て
入れ直しを行った後、建て方精度を確認し、高力ボルトの本締めを行います。 写真は、仮締め
を行っている最中の柱梁部材の建て方の様子です。 スチレンボードを材料にした模型でも、
施工状況を事前に検討することができます。 スラブのコンクリートを後で打設する方が良いのか、
先に打設する方が良いのか? トラス梁を地組みして、クレーンで柱に接合する場合の施工検討など
施工手順の検討などを模型で行うことができます。3次元の模型は図面での検討よりも優れています。
構造部材の建て方
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